九州美食研究ブログ

九州地方の郷土料理を食べ歩いたり、調理、研究して紹介するブログです!福岡を中心としたグルメの食べ歩き記録の記事も載せていますので、そちらも是非!

激辛唐辛子のオリーブオイル

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黄色い唐辛子が激辛です。

元々働いていたイタリアンの名店にあった、唐辛子オイルをお店用で作ってみました。

 

農家を営んでいるお客様から、カラフルな唐辛子を大量に頂いたのですが、

私は辛いものが得意ではなくあまりレシピが思い浮かばないので、

余った唐辛子をまとめてオリーブオイルにぶち込みました。

 

 

レシピというたいそうなものはなくオリーブオイルに唐辛子を入れるだけです。

3日ほどで香りと辛みがオイルに移りますので、あとはパスタや肉料理にかけるだけ。

唐辛子の種類によっては辛みがあまり出ないので、そんな時は唐辛子を引きちぎって種

をオイルに落としてみてください!

 

 

注意点としては、密閉性のあるガラス容器を使うことです。

油断しているとカビが発生しますので笑

 

 

びりっとした刺激と食欲のそそる香りが、料理を格段に美味しくします。

 是非、唐辛子が余ったら作ってみてください。

 

 

まさる

秋のお酒。ひやおろし。

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何となく秋の哀愁漂うラベル。

ひやおろし」ってご存知ですか?

 

秋ごろから市場に出回る日本酒のことなのですが、

詳しい説明は~日本名門酒会~のサイト様に任せるとして、

要するに

春の新酒を、夏の間ひんやりとした酒蔵で寝かせることで熟成させ、まろやかな風味

と深い味わいをもって秋に仕上がった日本酒を「ひやおろし」と呼ぶようです。

 

 

余計な微生物を殺菌するための火入れを一度しか行わず(ひや)、熟成させ、出荷する

(卸す)ため ひやおろしと呼ばれているのだそうです。

 

 

 

特徴は前述の通り、まろやかな風味と深い味わい。

肴は秋に脂ののってくる秋刀魚や戻り鰹、またうま味たっぷり、秋の香りのする銀杏

や舞茸、しめじなどのきのこ類を軽く炙りながら合わせたいものです。 

 

酒屋に行っても簡単に手に入りますし、最近はスーパーでも見かけるようになりました。

近くの居酒屋さんや小料理屋さん、バーなんかでも置いてあるかもしれませんね!

 

 

昨今気候の変化でどんどん短くなってきている秋。

短くて儚い秋だからこそ秋にしか味わえないもので楽しむのは如何でしょうか?

 

今夜は「ひやおろし」で決まりだ~

 

 

まさる

 

 

 

クリスマスの透明人間⁉

焼き鳥屋でアルバイトをしていた頃の話。

 

週末になると大賑わいするような人気の焼き鳥店も、クリスマス当日にもなると少し店

内は落ち着いていました。

夫婦や家族、恋人同士で洋食屋、イタリアン、フレンチなどのレストランに行く人が増

えるのでしょう。

 

そんなクリスマス当日の24時前だったと思います。

ふらりと初老の男性が入店して、

「二人は入れますか。」

と尋ねて来られました。

 

見るとお一人だったので、待ち合わせなのだろうと思い、テーブル席へお通ししました。

そして

「すぐに家内が来ますので」

と言ってビールを2杯と、焼き鳥を数本注文されました。

とても穏やかで、品のある男性でした。

 

 

その直ぐ後から、店内はいきなり混み始めました。

慣れないレストランで肩の凝り始めた若者たちが、気分転換に流れてきたのかもしれま

せん。

一気にお客様が来店されたので、店内は厨房もホールも大慌て。

まだ経験の少なかった私も皿やグラスを何枚も割ながら、店長の怒号に背中を押されな

がら必死で業務をこなしました。

 

泣きそうになりながら小一時間たった頃、

先程の初老のお客様が、お会計をしてお一人で帰られました。

 

「あれ・・・・」

 

忙しさの中よく見ていなかったのですが、確かに追加の料理のオーダーも頂きました

し、ドリンクもお二人分頂いていました。

しかし奥様の姿を私は確認できていませんでした。

 

他のホールスタッフに聞いても、

「私が料理運んだ時は、一人だったよ。奥様はトイレに行っていたのかも。」

「取り皿は出てたし、飲み物もあったけど、トイレに立ってたのかも。」

というので、誰も奥様を確認していませんでした。

 

(そんなにトイレに行くかな。。)

 

トイレはスタッフがいる厨房の真横にありますし、店内への入り口もすぐ目の前、全て

のスタッフの目をかいくぐって入退店することが可能だろうか、可能だとしても何の意

味があるのだろう。

 

やはり気になって店長に報告すると

「そんなわけない。俺の位置から笑いながら話してるのが見えた。お前がぼーっとして

るから見逃しただけだ。」

と、鬼のような顔で言われました。

(あー 怒っているな。何枚も皿割ったし仕方がないけれど・・・)

 

 

店長は「見た」と言いましたが、店長の焼き場の位置からでは、初老の男性は見えて

も、奥様(がいたであろう)席は死角になって確認することは出来ません。

もし、男性が一人で笑って話している場面を想像するとなかなか異様な光景ではありま

す。

 

色々考えたのですが、初老の男性は一人で来られて、一人で帰られたのだろうという結

論です。

 

 

何らかのパフォーマンスで、一人芝居をしていたのか。

それとも、男性には奥様が、見えていたのか。

そもそも深夜に初老の男性が入店することも珍しいので、

もしかしたクリスマスは奥様との何か特別な日だったのかもしれません。

 

 

まさる

黒そばを作ってみた!

 

石橋貴明のたいむとんねる」

という番組の中で、ある飲食店のおすすめメニューで 黒そば という美味しそうな料

理を見つけたので、勝手に自宅で作ってみました。

※店ではなく自宅用なので、分量等適当に作っています。

 

 

この黒そばという料理、番組を見た感じ、蒸した中華麺に大量の黒胡椒を振り、レモン

汁も多量にかけて豚のホルモンと炒めて完成といったところ。

黒そばを食べた石橋さんは「からっっ!」と言っていたので、かなり胡椒辛いのでしょ

う。

また味付けは公開されてませんでしたが、粉末の出汁系の調味料を入れて炒めてい

るように見えましたので、この辺を参考にしながら自宅で簡単に作ってみます。

 

まずは、材料と調味料

材料

・冷蔵庫にあった キャベツともやし

・冷凍庫にあった 豚ロース薄切り

・スーパーで買ってきた 中華麺

調味料

・塩 適当

・胡椒 大量

・ポッカレモン これでもかというほど入れる

・顆粒の中華出汁 適当

・マヨネーズ(仕上げ)

 

 

まずは材料を全部炒めます。

次に、塩と中華出汁を適当に味を見ながらぶち込みます。

そして、黒胡椒とポッカレモンをかけまくります。

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黒いのが胡椒です。

あとは味をととのえながら、鍋を振ったら完成です。

皿に盛ったら仕上げの黒胡椒を再びふりかけます。お好みでレモン汁も。

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キムチを盛りました。

 

お味はというと。。。

 

めちゃくちゃ美味い!!!

 

です。当然かなり辛いですが。お酒に合いそうです。

マヨネーズをかけて食べても少しマイルドになって美味しいです。

また、味付けの段階で塩と中華出汁を減らし、白出汁や味の素を入れても美味しいと思

います。

お肉は豚ロースではなく豚バラの方が合うような気がしましたが、材料はお好みでよいでしょう!

 

超簡単に出来ますのでお勧めです!

 

まさる

頑固おやじのBAR

これは私がまだ新人サラリーマンだった頃。

漫画で見たBARに憧れて、職場近くのBARに入ってみたときの話です。

 

 

繁華街の裏路地、暗い階段を上ると、漫画で見たような重い扉がそこにはありました。

10分ほど扉の前をうろついた後、勇気を出して入ってみました。

 

薄暗い店内、目の前に広がる一枚板のカウンター、バックヤードに輝く無数のお酒。

見るからに頑固そうなおやじがグラスを磨いていました。

 

私は

「あ、あの、カウンターに座っても良いですか」

と震えながら問いかけ

 

おやじはニヤリとしながら

「もちろん。ここはBARでございますから」

と答えました。

 

私は漫画で見た知識のまま、初めてのオーダーは古いラムを注文しました。

初めてのラムは想像以上に強烈で、すぐに酔っぱらっていきました。

消えゆく記憶の中、エリク・クラプトンの「ティアーズ・イン・ヘブン」が流れていた

のを覚えています。

 

初めての来店後、私は週に1回程度でおやじのBARに通うようになり、友人や先輩を連れていくこともありました。

気を付けなければならなかったのは、軟弱なカクテル(おやじ基準)を頼むと、

 

「そんな、巷の酒はうちにはないねえ。」

 

と言われてしまうことで、何度か先輩の面子を潰してしまったこともありました。

また、カッコつけてマティーニを注文すると、

 

「それは、巷のマティーニかい?それともうちのマティーニかい?」

 

と尋ねられます。

おやじのマティーニは超ドライ(ほぼ冷やしたジン)で飲むと高確率でカウンターに倒れこみます。私も懲りずに何度も潰れました。

 

 

そんなおやじも女性には非常に優しく、連れの女性が

 

「何か、おすすめ作ってくれますか」

 

と問うと、

(内心、なんてこと言うんだ!おやじに怒られる!なんて震えていましたが)

 

「お待たせ。このカクテル名前聞いてよ。これかい?クリスマスキャロルっていうオリジナルさ、お嬢さんにぴったりだな。」

 

と目じりを下げて得意げにカクテルを披露していました。

 

私が、おやじのカクテルの中で最も好きだったのが、「おやじのブラッディ―・メアリー」。

おやじのは仕上げに特製の唐辛子オイルをフロートするのですが、これがびりびりと辛い。しかし、その辛みが飲み疲れた脳を刺激し、その後に入ってくるトマトジュースが胃を癒してくれます。

 

この「おやじのブラッディ―・メアリー」を毎回流れてくる「ティアーズ・イン・ヘブ

ン」を聴きながら、ぐびぐび流し込むのが至福の時間でした。

 

 

私が会社を辞め、その街を離れてから二年後、おやじと同じ職業についた私はそのことをおやじに聞いてもらいたかったのですが、BARを訪ねるともうおやじのBARはなくなってしまっていました。

 

 

もう飲めなくなってしまった「おやじのブラッディ―・メアリー」を思い出しながら、

暇な夜は「ティアーズ・イン・ヘブン」を聞いて、あの頑固なおやじのニヤリとした顔を思い浮かべたりしています。

 

 

まさる

北海道おすすめグルメ③

こんにちは。

 

まさるです。

 

北海道のおすすめグルメをどーんと紹介していきます!

 

では、まずは小樽の「らーめん みかん」

濃厚系の味噌ラーメンでとても美味しかったです。値段は800円程でした。

場所は小樽南駅から徒歩で10分ほど、観光地外からはちょっと遠いので注意。

あと、人気店のようで、かなり人が多いです。

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味噌ラーメン。スタンダードなメニューを頼みました。

 

続いて、すすきの「酒庵 五醍」

旬のものや、北海道の名産を刺身や、炉端焼きで頂けます。

席は炉端を囲んでカウンターが15席ほどに座敷も2席、2階もあるようでした。

料理は抜群に美味しかったですが、メニューに値段が書いていないので注意。

時価ということですので、不安なら尋ねるのが良いでしょう。

一人5,000円~10000円という所だと思います!

接客の女性も暖かみのある接客で、落ち着いた時間を過ごせました!

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ホタルイカ沖漬け。絶対頼んでしまう。。

 

 

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肉厚なシイタケ。

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ししゃもも肉厚。

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鮭。九州で食べるのとは次元が違います。柔らかい。

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はっかく(とくひれ)の刺身。これも北海道ならでは。

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牡蛎の燻製。濃厚で美味しいです。



お次は、すすきの「佐々木」

〆パフェのお店。めっちゃ並んでます。

店内は無機質ではありますがお洒落で、清潔感があります。

真顔で黙々とパフェを作り続ける女性の店員さんが印象的でした。職人技!という感じ

で、見てて楽しかったです。

私は甘いものをほとんど食べないので味に関してはノーコメント。美味しそうでしたよ。

値段は1,000円~1,500円くらいでした。

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めっちゃお洒落な店内。男性一人では行きにくいです。

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素晴らしい盛り。

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美味しそうなチョコレートアイス。

 

 

番外編で、「セイコーマート

北海道を代表するコンビニチェーン。店舗内で作っているお弁当がとっても美味しいの

です。

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ミニ豚丼筋子おにぎり。本当に美味しいです。

 

そして、最後に「奥芝商店」

超有名なスープカレーのお店みたいですね。こちらも行列ができていました。

スープカレーってカレー!!と思っていくとあれって思いますよね。

スープカレースープカレーとして食べましょう。

大ぶりの野菜と骨付きの鶏肉は圧巻の食べ応え。

スープは海老の出汁が効いていて美味しいです。ボリューミーです。

値段は1800円くらいです!

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写真では分かりづらいですが、皿が超巨大です。

 

 

というわけで、長くなってしまった北海道の旅と、おすすめグルメはこれにて終了。

また、酒場の日常などを書いていきます!

 

まさる

北海道旅行(最終話)〜小樽、再びすすきのへ〜(閑話5)

こんにちは。

 

まさるです。

 

北海道旅行の紹介も今回で終わります。

 

 

まずは、公共交通機関を使ってすすきのから小樽へ向かいます。

 

大通駅から地下鉄で札幌駅へ、札幌駅から快速エアポートに乗り小樽へ。

札幌から小樽へは40分程度で着きます。料金は600円程でした。

乗客が多いのでどうしても座りたい方は指定席(500円程)を購入すると良いでしょう。

 

 

小樽では運河を眺めたり、お土産屋さんを眺めながら、歩き疲れたので北一ホールでビ

ールを一杯。

巨大な倉庫の中を無数のランプが仄暗く照らしている店内は、静かで雰囲気がとても良

いので休憩にはもってこいです。

ピアノの生演奏が始まりそうでしたが、先を急ぐので一杯で退散。

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小樽運河。情緒があります。

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北一ホール。是非立ち寄ってみてください。

そのまま小樽南駅の方へ歩き続けて、「らーめんみかん」へ。

運河辺りから40分ほどかかったので、タクシーに乗った方が良かったかなとも思います。

運良く並ばずに入れましたが、その後は行列ができていました。

濃厚系の味噌ラーメン。噂に違わぬお味。。。美味しかったです。

小樽は2年前に訪れ、寿司屋巡りをしているので、今回はスルーしました。

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ノスタルジー溢れる小樽南駅。

 

さて、札幌に戻っていったん休憩。

夜はすすきのの「酒庵 五醍(しゅあん ごだい)」へ。

こちらでは北海道の名産や旬のものを炉端焼きで頂きました。

流石、北海道! という感じ。美味しかったです。

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味のある外観。値段が気になります笑

 

 

お腹も満たされたので、札幌では有名という〆パフェなるものを食べに。

有名店の「佐藤」お休みだったので、姉妹店の「佐々木」へ。

めっちゃ並びました。今回の旅行で一番並んだと思います。〆パフェの人気が伺えます。

50分ほど並んで、店内に入りました。ほとんど女性のお客さんでした。

私は普段全く甘いものを食べないので、味は良く分からないのですが、連れは美味しい

と言っていました。

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地下へ続く行列。気が遠くなります。

 

〆パフェの後、何となく物足りずにすすきのを歩いていると、観覧車が見えたので、旅

の最後に乗ろうかということに。

これは私にとっては完全に失敗でした。

商業ビルの7階から乗る観覧車なのですが、高くて夜のすすきのが目下に広がり、かな

り怖いです。高いところが苦手な人は止めましょう。

ただ、夜景はとてもきれいでした。

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観覧車に近付くにつれ、足が震えました。

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まだ、低いところで勇気を出して撮った写真。

 

そのままホテルに戻り、就寝。

 

最終日は、朝から食べたかったセイコーマート豚丼を。

やはり安くて、美味しい。

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北海道と言えばセイコーマート

 

そして、昼は最後の目的、「奥芝商店」のスープカレーです。

開店20分くらい前に着いたのですが、すでに3組くらい並んでました。

カレーが出てきたのは、入店後30分後。

なかなか時間がかかるものなんだなあと思いましたが、外を見るとすでに大行列。

列の最後の方はどのくらい時間時間がかかるのかと恐ろしくなりました。

早く着いてラッキーでした!

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昭和感のある外観、エビが目立っています。

 

そんなこんなで、札幌から新千歳空港へ。

こちらも快速エアポートで40分くらいでした。運賃は1000円程度です。

飛行機の時間まで2時間程あったので、空港内をぶらぶら。

新千歳空港は大きくて、歩いているだけで楽しいですね~

 

 

今回の北海道旅行はここまで。

何年ぶりかの3泊の旅行だったので、思う存分満喫できました!

また来たいですね~

リフレッシュしたのでまた明日からの営業も頑張れそうです!

 

まさる