物件取得と開業の手続き(開業までの流れ4)
こんにちは。
弱小飲食店オーナーのまさるです。
これまで簡単に紹介してきた、私の飲食店開業までの流れも今回で最後です!
では早速書いていきます。
まずは物件取得の流れから
印象としては正直住宅の賃貸契約の際と、そう大きくは違いません。
ただ、火災保険に借家人賠償を必ずつける事や式礼金の金額が大きいなど、もちろん住宅の賃貸契約とは違う部分も多少はあります。
大体式礼金は家賃 10ヶ月分くらいのところが多いですかね?
私の場合は家賃6ヶ月分支払いました。
物件や管理不動産屋さんよっても違うと思いますので、その辺は問い合わせてみて下さい!
さて、いよいよ飲食店開業の手続きです。
まずは保健所へ飲食店営業の許可をもらいにいきます。
必要なものは保健所の担当の方に聞けば丁寧に教えてくれます。
ポイントとしては 食品衛生管理責任者の資格がある事と営業する物件の内装が、飲食店営業の要件を満たしている事です。
資格の方は私は元々持っていたので無問題。(1日講習受ければ貰えます)
内装に関しては元々飲食店営業していた物件なので、問題はないでしょうが、保健所の方が検査に来ました。
こちらも問題なくクリアー。
よく勘違いされてる方がおられますが、食事を提供するお店であっても調理師の免許は必要ありません。(私は開業後に取得しました。特に理由はなく、欲しかったからです。)
ふぐなど特殊な免許が必要な場合もありますので、ご確認は必須です。
最後に税務署へ開業の届け出を出しに行きました。こちらも難しいことはありません。お近くの税務署へ電話すれば丁寧に教えてくれます。
保険の契約など細かい事はありますが、その辺は長くなるので割愛させて頂きます。
また、私の場合は確定申告は自分でするつもりだったので税理士さんとの打ち合わせ等もありませんでした。
こうしてようやく開業までたどり着くことが出来ました。
開業してからも多くの試練に襲われましたが、何とか今まで乗り越えてきました。
大変でしたが、とても楽しかったなぁと今では思えます。
これから独立開業される方、スタートは大変だとは思いますが、色んな楽しことが待っていますので、くじけずに頑張って下さい!
まさる
お店のコンセプトとメニュー決め(開業までの流れ3)
こんにちは。
弱小飲食店のオーナーまさるです。
今回は独立開業までの流れ、お店のコンセプトとメニュー決めに関してです。
かなり悩みました。特にやりたいことがないまま独立を決意してしまったので…
悩んだ結果、
昼は喫茶店 夜は少し料理も出てくる飲み屋の様なものをしようと思い、メニュー決めに取りかかりました。
料理自体は好きでしたが、お店での調理経験はほとんどなかったので、ほとんど独学で勉強しました。
また、前オーナーからレシピや調理法なども口頭で教えていただきました(重ね重ね感謝しております…)
なんとなーく 決めたので、1年間くらいは苦労しました。
試行錯誤を重ねて段々メニューも変えていきました。
未だにコンセプトがぶれているところもありますが、まぁ何とかなっています笑
最後の最後まで悩んだのは「店名」です。
全く決まらず、当時の彼女が何となく口走った事をそのまま店名にしました。
こうしてなんとなく 「洋食」を扱う酒場が誕生しました。
というわけで、今回はここまで。
では、次回は物件の取得と開業の手続きを簡単に紹介します。
この辺は割とスムーズに進んだので、さらっと書いていきましょう!
それでは、次回もよろしくお願い致します!
まさる
開業資金の調達(開業までの流れ2)
こんにちは。
弱小飲食店のオーナーのまさるです。
今回は飲食店の独立開業の際の資金調達の経緯を書いていきます。
ちょっと特殊なパターンではありますが、実際このように資金を調達されている方も周りにいますので、選択肢の一つとしてご覧になって下さい。
実際 どのくらいの資金が必要だったかと言いますと
①居抜き金 300万(前オーナーから提示)
②お店の賃貸契約の初期費用 約50万
③損害保険と火災保険 約5万
④お酒等の仕入れ+トイレットペーパーなどの備品 約10万
⑤運転資金 約100万
計 約465万円
当時の私の貯蓄 40万円
差額 約445万円
… 全然足りません。
で、どうしたかと言いますと。
銀行や公庫からの借入も考えましたし、実際商工会議所に行って、融資を受ける為の事業計画書も作成しましたが、結論から言うと借入はしませんでした。
資金としては
①親から借入 250万
②前オーナーから借入 100万
③自己資金(貯金) 40万
計 390万円
です。
足りてませんよね。
そうです。運転資金は諦めました。危うい賭けでしたがオープン当月から絶対黒字にしなければ、まずいことになるやり方を選択しました。
物件の家賃が安いことと従業員を雇わないということで、何とか頑張ってみようと思いました。
結果から言うと、オープン当月から特に繁盛はしませんでしたが、死に物狂いで売上を捻出しまして、
オーナーへの借入は約半年で返済。
親への借入は約3年半で返済しました。
ただ、売上をほとんど返済に当て続けたので生活は多少苦しい時もありました。
オープン月は寝られない、仕事は終わらない、色々頭を使う、お祝いのお酒をたらふくいただく等、とにかくしんどくて自分を完全に見失っていました。
そして、そんな状態の私に愛想を尽かし彼女も去って行きました。
何のために独立開業したか分かりませんね笑
まぁその辺の話はまたいつかどこかで。
では、次回はお店のコンセプトとメニュー決めについてです!
正直ここが1番悩みました。
特に何をしたいというのがなかったので…
ではでは、次回もよろしくお願いします!
まさる
独立の決意!(開業までの流れ1)
こんにちは。
弱小飲食店のオーナーのまさるです。
当記事では、私が独立開業するまでの流れを書いていきますので、これから小さな飲食店を自分で経営したい!
という方向けです。
あくまで小さな飲食店(席数10席程度)の例なので、大きな野望を持つ方は参考にならないと思いますのであしからず…
私が独立を決意したのは、当時お付き合いしていた方に
「今のあなたの収入じゃ結婚はできないよ…」
と言われてしまった事がきっかけです。
それもそのはず。当時の私の月給は13万円程。彼女は新卒で給料は私の2倍ほど、歳も6つ下。
私なんかと結婚する気にはなりませんよね笑
というわけで、30を目前にした私は小さなプライドが傷付きまして
「じゃあ、もう独立して自分で収入増やしてやる!」
という謎の決意を固めました。
しかし、今考えても無謀でした。飲食店に勤めだしてから約4年、私は厨房に立つ経験もほとんどなく、ホールスタッフ(しかもアルバイト)として接客しかしていないし、特別な技術も持っていなかったのです。
ただ、もう周りに宣言してしまったので後に引けず、とりあえず当時働いていた店のオーナーに
「独立したいです。お店を譲ってほしいです。」
と不躾にお願い。
※そのオーナーは本店とは別に小さなバーの様なお店も経営しており、私はそこで勤務。そちらのお店を買い取りたいと提案。
今でも心から感謝していますが、オーナーは二つ返事で
「分かった。頑張ると良い。時期はいつでも良いし、居抜き金も溜まってからで良い。自分が思う時期に始めなさい。」
と言って下さいました。
という訳で、その日から独立開業への準備を始めました。
具体的には
①居抜き・開業費用の準備
②お店のコンセプト・メニューの考案
③物件取得の準備
④飲食店開業の手続き
です。
という訳で、今回はここまで。
決意するだけでも相当に心労がありましたが、大変なのはここから。
それでは、また次回!
まさる